ビターのように苦くて

夏休みが終わり、9月。

文化祭シーズンです。

「えー、いいな。文化祭」

「俺も行きたいー」

「「それはダメ」」

今日は、バイトがお休みで私の家で亜夢と文化祭でやるメイド喫茶の制服作り。

玲央と泉くんは夜の歌番組まで時間あるからと来ています。

たまり場のよう。

「なんで？俺ら2人の彼氏じゃん」

「そうだそうだー」

私と亜夢は、「はーっ」と深く息を吐く。

「こないだは遊園地で、皆の目的もアトラクションとかだし、園内も広いからバレなかったけど」

「学校は廊下とか歩くんだよ？

目立つわ」

「騒ぎになる！よって、」

「「学校に来るのはダメ」」

いくら説得しても、ぶーぶー言う2人。

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