キャンディみたく甘くて

土曜日。

今日はWデートの日。

玲央達とは現地集合で、今は先に亜夢と地元の駅で待ち合わせ。

「菜穂ちーん！ごめん！！」

10分前に来ていた私に亜夢は走ってきて謝る。

「大丈夫、私が早く来ただけだから」

亜夢を見ると、いつも私と遊ぶ服装。

「んー」

「菜穂ちん？」

「よし、ちょっと来て！」

亜夢の手を引いて、駅ビルに入る。

「え？何？？」

亜夢は私の突然の行動についてきてない。

近くのアクセサリーショップに入って、可愛らしい髪ゴムとイヤリングを買ってトイレに亜夢と入る。

「な、菜穂ちん？どうしたの」

「こういうの1つで女の子はもっと可愛くなるから」

「え？」

亜夢の髪型をセットし、イヤリングをつけて再び遊園地に向かう。

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