第14話
彼は食べ終わってもう一度私の所に来る。
「なぁ、昨日の竜ちゃんって花咲の彼氏?」
「違うよ。幼馴染」
「ふーん。でも、花咲は好きなんだよな?」
「はっ!?」
こんな出会って間もない人にバレるぐらい私、バレバレなの!?
「告らねーの?」
「告白して、気まずくなって今の関係壊れるぐらいなら言わない方がいいの。
この話もういいでしょ?早く仕事行きなよ」
「よくわかんねーけど、じゃあ行くわ。
また来るから」
そう言って坊ちゃんアイドルは去って行く。
あれ、私いつまで坊ちゃんアイドルって呼ぶんだろう…。
休憩中に彼の事をネットで見る。
「…工藤玲央、17歳の高校3年生。人気アイドルグループflatのセンター。
へぇ結構ドラマとかにも出てるんだ」
「花咲さん。玲央君の事調べてるんだー。
やっと彼に興味を持った?」
店長が楽しそうに聞くけども、
「いえ全く。名前を調べたかっただけです」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます