第69話

…私がいつも使っている場所だ。



彼は掴んだ腕を放して机を囲んでる3つのうちの真ん中にある2人掛けの茶色のソファに座りった。


そして目で座れと合図してきたから大人しく彼の右隣にある3人掛けの茶色のソファに腰掛けた。



『…話って何?』


座ると同時に彼を見ずに話を切り出す。



「…話をする前に、何で知ってるか気になるんだろ?」


口角を上げ楽しそうに私をジッと見る彼に視線だけ彼の方に向けた。



「さっきも言ったとおり、俺は蒼龍8代目総長、通名 龍炎リュウエン。裕たちが11代目だから…その3つ前だ。まあ、その話はどうでもいいが…蒼龍8代目副総長、通名 龍騎リュウキ。本名 “市石いちいし よう”……覚えてるか?」

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