第68話

!!!!



一段と低い声で放たれた言葉に身の危険を感じ腕を振り払って咄嗟に距離をとる




…どうしてコイツは私の正体を知ってる?


今まで誰にも気づかれたことがないのに、



「話がある」


『っ、やめ…っ』


混乱してる私の返事も聞かぬまま半ば強引に腕を掴み中に入れられた。



ピシャンッ


扉を閉めると、私の腕を掴んだまま図書室の奥の部屋に入る。



そこには机が一つあり、それを囲むように3つの茶色のソファがある。



この部屋は周りにある本棚で死角になっている。

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