第41話
ひとつ、気になっていた事がある
あの女――杵崎藍を見た時ふとアイツを思い出した
―――紅狼
3月上旬の夜の街の路地裏で
俺が今までずっと探していた紅狼
あの時は、驚いた
夜の街を一人で歩いているとき路地裏で喧嘩してるのを見つけ、近づいて見たら……
まさかの紅狼だった
喧嘩をしているアイツは通り名のとおり、狼だった
全身返り血で真っ赤に染まり、それはまるで“獲物に飢えた狼”
やっと会えた紅狼の喧嘩を見てアイツは相手の息の根を止めるまで殴る、そう感じた
俺は喧嘩を止めアイツの目を見た
だけど目が…死んでいた、
光が全くなかった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます