第27話

周りを見るが、誰もいない。



『なにもないじゃん』



屋上に一歩出た途端、心地いい風が身体に当たる。



…やっぱりいい天気。


伸びをして空を見上げてみる。雲ひとつ無い青い空。


春の暖かい日差し。



『…ふぁ』


あまりにも気持ちがいいのであくびが出てしまった。


…なんか眠くなってきた


ブレザーを脱いで枕にし地面に寝転んだ。


ついでに音楽プレイヤーを取り出し音楽を聴きながら目を瞑(ツム)る。


しばらくすると私は眠りについた。

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