近づいてきた女子たちも驚いている。

「えっ！こんなに可愛いのに何処（ﾄﾞｺ）にも入ってないの！？」

その中の一人が私の机をバンッと叩いてそう言った。

他の子達は「もったいな～い」、「信じらんないっ！」と口々に言っている。

…この子たち何言ってるの？

『…ふふふ、』

あまりにおかしいので、思わず笑ってしまった。

私がいきなり笑ったので周りのみんなは不思議そうに私を見ている。

「…どうかしたの？」

不思議そうに聞いてくる女子たち。

私は、その子たちに今思ってることをはっきりと言った。

『君たち、おかしいよ。私が“可愛い”なんて…無い無い』

そう言い、彼女たちに軽く微笑む。

そしたら…

「「ハハハハハッ！！」」

今度は周りから凄い笑い声が上がった。

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