第20話

クラス中にいるうざい視線を無視しながら黒板に書かれてある番号の席のところに行く。


私の席は窓際の一番後ろ。いい席。


そう思いながら席に着き、右腕で頬杖をつきながら窓の外を見る。


音楽を聴こうと鞄から音楽プレイヤーを取り出し、イヤホンを耳に付けようとした時、数人の女子が近づいてきた。



「ねぇアナタ、どっかの事務所入ってる?」


…は?事務所??


『…入ってないけど』


すると、周りから「えぇー!!」という声が上がった。


何…?

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