第92話

やっと自販機に着きお金を入れ、緑茶を購入した。


ガコンッ


汗をかいてるペットボトルを掴み、教室に向かう。




「――――ねえ、君」


突然、後ろから肩を掴まれる。


私は足を止め、顔だけ後ろに向けた。


静かに肩から顔へと視線を上げる。



『……なんですか』


無表情で私の肩を掴んだ人物を見据えた。


私の肩を掴んでいたのはブラウンに近いグリーンアッシュの男だった。


目が隠れるぐらいの前髪を左に流したショート、一重まぶたの目にキリッとした眉。右耳にリングのピアス付けてる。


そして右眼に涙ボクロがあるのが印象的な男

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