第81話

涙するメンバーたち姿をみて私達は笑みを浮かべる。


あまりにも嬉しかったのか号泣してるひともいて、それをみた大我がニヤニヤしながら向かった。 


……あの顔、絶対いじる気だ。


案の定、大我はそのメンバーの肩に腕をまわし何かを言って飲め飲めと煽った。


それに応えるよう一気飲みをし、周りから歓声が湧く。


壮輔と圭もメンバー達と絡みに行き乾杯し合った。


「よし、今日は飲むぞー!」


「うおおおお!!」



『……もう飲んでんじゃん』


盛り上がった場内で呆れを含ませながら突っ込んだけど私の声はみんなの賑やかな声に掻き消される。


「やらせとけ」


眺めていた竜がお酒を飲みながらそう言った。


『そうだね』


わいわいと騒ぐ皆をふたりで静かに眺めパーティーを楽しんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る