第65話
キュッと赤のチェックシャツを腰に巻く。
後ろのスカートを抑え上半身だけ捻り後ろを見てみると、大我から借りたチェックシャツが大きいおかげで膝裏まで隠れてある。
「おまえもうちょっと自分が女だってこと考えて行動しろ」
『ごめん気をつけるよ』
さすがに自分の性別を忘れるわけないけど、
みんなとは長い付き合いだからたまに気をつけなくなることがある。
大我はそれを言いたいんだろう。
いつの間に集まってた集団もひと騒動(?)終えるとゾロゾロと皆各自の席に戻る。
……あれ。もしかしてスカートだから野球ダメなのかな?
「…その格好でも着替えても反対だと思うぞ」
竜に聞こうとしたら先に壮輔に言われた。
コトッ
取り分けてくれた料理を私の前に置く。
『壮輔は理由わかるの?』
「ああ、大体な」
それだけ行って席に戻った。
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