第44話
大我はゴクッと喉を鳴らして私を見た。
「おまえ俺を殺す気か…!?危うく三途の川を渡るところだったんだぞ!」
怒りながら近くにあったビールの缶を掴みゴクゴクと喉を鳴らす。
『…え。“ありがとう”じゃなかったの?』
「ちげーよ!なんで礼を言わなきゃなんねーんだよ!」
『だって唐揚げが食べたかったんでしょ?』
だからあげたんだけど。お礼を言われるのは当然だと思う。
「……はあ、もういいや」
ビールの缶を持ち肩を落とした大我は離れて行った。
ん?なに…?
全くよくわかんないけど、?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます