第42話

もう大我うるさい。


ゆっくり食べれもしないじゃんか。


『静かに食べれないの?』


おかわりを持って来てくれた竜からグラスを受け取り呆れ気味にそう言ってみると大我はまた近くに来たもうなに。


「コイツ俺の唐揚げをとりやがったんだよ…!」


「唐揚げぐれえでいちいち騒ぐな」


「テメェがとったんだろうが!」


「今日は葉月の祝いだ」


「知ってるつーの!だいた――…」


『はいはい二人共ストップ。…ほら、私の半分あげるからケンカしないの』


はあ…くだらなすぎて小さい子供の喧嘩を止めてる気分だよ。


皿の上に乗っている4つの中から大きいものをふたつ大我の口に入れた。


「ふぐっ…!?」


唐揚げを口に突っ込んだ直後大我の顔が一瞬真っ赤になりその後真っ青になった。

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