入学祝い

第36話

竜にはいつも申し訳ないくらい助けてもらってる


どんな小さなことでもすぐ気づくし、今朝みたいに先回りして準備もしてくれる。


ほんと、ありがたい



「…――準備できた。降りてこい」

 

昔を思い出してると扉が開き大我が呼びにきた。


『わかった。行こ』


竜の腕を叩きそう伝え、扉を開けて待つ大我のところへ向かう。







パーーーーンッ!!!


!!?



「「「総長!ご入学おめでとうございます!!」」」





部屋から出ると大きな爆発音――――違った…大きなクラッカーの音とみんなの声が倉庫中に響いた。


…………。



「早く下行こうぜ。おまえがいねえと始まらねえよ」


びっくりして立ち止まっていると横から大我が背中を軽く押してきた。



『……あ、うん』


我に返り三人一緒に下に降りる。

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