第13話

私のクラスは6組だった


…予想通り


人混みから抜け自分の下駄箱に向かう途中、制服を着崩し色とりどりの髪色の人達がちらほら見えた


あの人たちは1,2組の人


クラス表をみなくても分かる


星ヶ丘学園は偏差値が広く、正直言うと名前を書けば誰でも入学できるから。


なかでも問題を起こしやすい不良はどんなに頭が良くても必然的に1,2組になり、他の生徒の迷惑にならないよう棟が離れてる


だから地味な学校生活を過ごしたい私にはとてもありがたい学校だ。


ながーい下駄箱で自分の名前を探しだしてスリッパに履き替える。


さすがマンモス校


自分の下駄箱を探すのにも時間がかかった


下駄箱の次は教室を探さなきゃ、


もらったパンフレットの中から校舎案内図を取り出して歩き始めた。

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