第11話

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音楽を聴きながら登校する。


道覚えてるか不安だったけど、しばらく歩いて最寄り駅に着くと同じ制服の人がちらほらおり迷わず行けることに安心した。


そして電車に乗って二駅、それから徒歩20分弱で目的地に到着した。



『…やっぱでかいなあ』


目の前の建物の門を見上げる。そこには“星ヶ丘ほしがおか学園"と金の文字で書かれていた。


私は今日からここに通う。


星ヶ丘学園とは地方でも有名な私立高校。学科は普通科だけだけどひと学年7クラスもある。


1~6は普通クラスで7は特進。若い番号順ほど偏差値が低いシステムになっている。そして特進の大半は国内外の有名大学に進むほど頭が良いらしい。


部活動も盛んであり、まさに文武両道。


だけど一番有名なのは学園祭。

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