第58話
「山本さん、何処がいい?」
ノートに書かれていたのはあみだくじ。
恐らく下に映画のタイトルが書いてあるのだろう。
あまりにも可愛いことをする千秋に紬は一瞬固まる。
「山本さん?」
「あっ、ごめんね
柊くんがこういう事すると思わなかったから」
「迷惑だった?」
「全然!寧ろ可愛いとか思っちゃった…」
「迷惑じゃないなら良かった」
紬は千秋の書いたあみだくじを見て、真ん中を指す。
「これがいいです」
「ん、わかった
明日、君がもし僕のことを忘れても だって」
「恋愛系だ!」
「じゃあこれを見に行こう」
ショッピングモールに行くと最初に映画のチケットを自動券売機で発券する。
「山本さんは映画中に何か食べたり飲んだりする人?」
「そうだなー…キャラメルポップコーンは食べるかも」
「映画館のキャラメルポップコーンって普段より美味しいよね。
俺、買ってくるよ
飲み物何かいる?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます