第43話

「うん、気をつけるね」


まつりと終点まで来たが、降りたことの無い駅で2人はぽかんとする。


「なんか、静かなところだね」


「うん、海とか自然が多いね」


2人はあははーと笑いながら歩く。


「制服で来ちゃったけど、大丈夫かな?」


「何か買うにしても…お店もないし

ここら辺じゃ見つかっても大丈夫じゃない」


「そうだね…まつり、見て」


紬が指さす所にあるのは広々とした綺麗な海。


「終点まで行く海があるなんてね」


2人はコンビニに行って飲み物などを買って海に行く。ハンカチを下に敷いて座る。


「めっちゃ綺麗!ね、紬」


「うん…サボれて良かったかも」


「そうだね」


紬はいつ話を切り出そうかと様子を伺う。

まつりも紬が切り出すのを待っている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る