episode1

第1話

高校2年生に今日からなる女子高生の山本紬は、進級した証のリボンが緑から赤色になり気分が少し上がっていて、何度も自室の姿見を見る。


「やっぱり紺色のブレザーだし赤の方が可愛いよね」


何度も同じことをしていたら下から母親が「紬ー!時間見てるの?」と叫んでいた。


慌てて紬は携帯の画面を見ると家を出ないといけない時間だった。


紬はカバンを手にして「行ってきます」と言いながら家を出る。


すると同時に隣の家のドアも開く。


「おっす、紬」


幼なじみで紬がずっと片思いしている相手の嶋津莉多が出てきた。


「莉多、おは…」


莉多に続いて出てきたのは高校生になってからの紬の親友の北村まつりだった。


「紬、おはよう」


まつりは右手で髪を耳の裏にかける。

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