143

「そんな事していたら、空や海は…」


「心配ない、俺にもしもの事が合った時は、兄貴に全てお願いしてある。お前も心配するな…」


お願いって…


「なんだよそれ…」


「お前は好きな事をすればいい、一之瀬グループはそう簡単には潰れやしないさ、それにこの事務所も一之瀬グループ一のつだからな」


この会社の株を6割占めているのが一之瀬コーポレーションだ。

身内経営ってやつじゃないか…


「…一つ聞いても良い?」


「あぁ、何だあらたまって」


「親父とはもう、何のわだかまりもないの?」


それには暫く言葉が返って来なかった。


けれど


「あぁ、まぁ、兄弟だからな…そりゃ、色々あるさ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る