※危険と背中合せの人

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きっと何かの間違いだ。


見てないし、聞いてもいない…

そう、この場からどうにか抜け出さなければ…

二人は大丈夫だろうか…

こんな事になるなんて、わかっていたらこんな場所には来なかった。


密会と言うにはあまりにもオープンすぎるのではないかと思うほどで、港を出港したとは言え、数時間後にはまた戻ってくるんだ。


それに今の御時世ネットにても上げられでもしたら、直ぐ様捕まるだろうに…


もしかしたら、ここに居る乗客全てが…

まさか、そんな事は流石にないだろう。

薬の受け渡し場所…そんな場面を視界におさめてしまったのだから…


あの人はここで取引されている事を知っているのか…


「兄様ー?何処にいるんですかー?」


こんなタイミングで、二人の俺を探す声が…

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