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台所から出て来た姫は、未だ廊下を挟んだ居間に居る二人に、何かしら言わなくては気が済まないご様子で…


「何よ!何時までそこ居るつもり、さっさとゲームでもしに行けば良いじゃないの!」


言いながら、テーブルに手をつきその場にあぐらをかいて座った。


言葉には発せず、二人して目だけのやり取りをしたのは言うまでもない。


「じゃあ俺勉強してくる、まだ宿題してないから…兄様、姉様またね」


早々にその場から立ち去ったのは海だ。


「何よ、兄様も部屋に行けば良いじゃない!」


「うん、行くけど、何を作ってたの?」


これには姫も兄様の天然の問に、答えるよりも溜息が出たのだ。


「もう…私には無理なの、だから辞めにしたわ」


「そう、なら俺が作ろうか?」


「はぁ?」


謙信が居たら、確実に


『やっぱりこの二人性別逆だったよ』


と、言うのだろう…

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