第81話

それから矢雄斗、永時、雅斗、恋斗の順に居間にやってきた。



恋斗はあたしの顔を見た途端、眉間に皺を寄せ睨んできた。



睨むなよ。何もして無いのに。



恋斗はあたしから一番遠い所に座った。




「全員揃ったな。今から話があるからよく聞けよ」




組長さんの声で全員が組長に視線を向けた。



「黎恩の事について話す。まず、黎恩お前は今日から碧海に通え」



いきなり!?


昨日の今日で通えるもんなの?!



「恋斗と通え。恋斗頼むぞ」



「あ"?無理」


恋斗は組長さんを睨んでいた。



組長さんも負けじと睨みを効かせていた。



これ、止めなきゃやばいよね?



『い…や一人で大丈「俺が送るわ。そんな事で喧嘩すんなよ」



矢雄斗の一言で睨みをやめた二人。



『いいの?仕事あるだろ?』



「いいんだよ!妹の為だ!」



最後の一言だけ叫んだ矢雄斗。



キモい…

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