第79話
そんな会話をしていると、昨日いた居間に着いた。
外からは物音一つもない。
静か過ぎで逆に怖いわ。
「お姉ちゃん入らないの?」
平然としている永遠。
いつもこんなんなの?
『入るよ』
「んじゃあ僕が開けるね!」
永遠は繋いでいた手を離し、襖を勢いよく開けた。
それはもう壊れそうなぐらいに。
さすがヤクザの息子だ。
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