第6話

ハァ……



どうしよう。この状況



あたしから声掛けたのに面倒くさくなってきた。




選択肢は三つ。



一,話を終わらせて帰る



二,連れて帰る



三,逃げる



二は却下。



連れて帰るなんて何かやだな。



自分で決めたのに。



よし。


めんどくさいけど



一にするか。


『んじゃ俺帰るわ。あっそうだ!これ俺の携番ね。なんかあったら連絡しろよ』



俺は仁に携番の書いた紙を渡した。



渡したのは気まぐれ。

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