第4話
「あー、眠た。大富豪も飽きたね」
ゆるっと笑いながら玲哉はトランプを置いて畳の上にゴロンと寝転がる。
そんな玲哉をチラ見しながら、あたしはトランプを片付けた。
腕を枕にして天井を見上げる玲哉は、あたしに対する警戒心なんてまるで無い。
無防備そのもの。
シャツが捲れた所為でお腹とパンツが見えているが全く気にしていない。
それをいいことに“腹筋が割れてる…”なんて内心ドキドキしながら見る、あたし。
やばい。堪らん。
玲哉のごろ寝姿は色気がありすぎて心臓が持ちそうにない。
最近はもう玲哉と一緒に居るとドキドキを通り越して心臓がバクバクしてしまう。
変態か、あたし。
意識しすぎて疲れてすらくる。
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