第27話

にっこりと笑いかけてくる上官に、

くえないオヤジだなと思いつつ失笑を返したレイリードは、

礼をしてから上官の部屋を出て乱暴にドアを閉めた。



あンのオヤジ・・・

気に入らん!!



と心の中でリピートしながら鉄壁の無表情で歩き、政治犯矯正局を後にする。




このままムカムカしたままでは何だかなぁ・・・



レイリードは街の駅前にある噴水公園に向かった。

この噴水公園は駅前ということもあり恋人達の待ち合わせ場所にもなっていたが、

それでも木々に囲まれた静かな場所でレイリードの心を落ち着ける場所でもあった。



ベンチに座ったレイリードは、タバコに火を付けて大きく吸い込むとため息混じりに煙を吐き出した。


鞄から調査ファイルを取り出すとパラパラとめくった。



こんなもん・・・と思ったのか再び鞄にファイルをしまう。



しばらくつかの間の休みを噛み締めるようにぼーっとしていた。



「先輩!お待たせしました」

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