第12話

レイリードは今まで複数の政治犯と接触してきたが、

一対一での面接作業はイヴが初めてであった。



彼は今までのキャリアをかわれ、

上官からイヴ専属のカウンセラー監守を申し付けられているのだった。




「次、

早く持ってこい!」



レイリードはツナギの作業着姿のイヴをハリセンで一喝した。



面接の次は肉体労働である。




イヴは一つ抱えるのがやっとというような大きく重い段ボールを

倉庫からトラックの荷台へと運び入れている。



倉庫全ての段ボールを次から次へと入れ替わるトラックの荷台に運ばねばならないのだ。



盗みなどの犯罪人を扱う収容所とは少々違う政治犯収容所であり、囚人が監獄外に出ることを許可している。

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