第177話

「も、もう、ダメ…ぁあ!ああんっ!」



誰もいないはずの教室で、男と女が淫らな性の営みをしていた。



教頭先生は無言でドアを閉めた。




「お化けがいましたね。」

と、なぜか取って付けた様に明るく言う教頭。



「いやいやいや、アレはお化けじゃないでしょう。」


と、突っ込むナンちゃん。



「お化けですよ。今のは。学園の七不思議なんです。現実に見えるようでも、非現実なんですよ。」



「そんなアホな。あんなのが学園の七不思議だったら、学校の童貞男子がこぞって観に来ちゃいますよ。」



「ホホホ。なかなか面白いことを言われますね。思わずウケてしまいましたよ。」



「いやいや、ウケるために言ったんじゃなくってですね…」



ナンちゃんは呆れていた。

こんな学校にジローを行かせていたとは。

先生も、どうやら頼りにならないみたいだし。

現実に見えても非現実なんてボケたこと言って誤摩化して…

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