第150話
ジローが呆れ顔で立っていた。
ジローはこのヤンキー達と少年を知っていた。
なぜなら、同じ学校に通っているからだ。
ため息を吐いた。
「あ、ジローくん今さら来たんだ。みるくさん今ピンチだったんだからね。僕が助けなきゃどうなってたことか。」
そんなふうに得意そうに言う蔵田藍司に、
ジローは眉をひそめて言った。
「お前、すっとぼけてんじゃねぇよ。どこの劇団だよ。大根の集まりじゃねぇか。」
蔵田藍司はギクッとなった。
「何のことだい?」
ジローはバカにしたようにフッと笑い、
「左沢もよくこんなのに付き合うな。お前、硬派じゃなかったのかよ。」
左沢と呼ばれたヤンキーは参ったなと言うように頭を掻いてみせた。
みるくはジローの元に駆け寄った。
「ジローくん。この人達、ジローくんの知り合いなの?」
「まぁな。同じ学校のやつ。」
「ふぅん。」
みるくは珍しい物を見るように蔵田藍司をじーっと見つめた。
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