第145話

だがしかし、ジローの悪い予想に反してナツキの運転する車は順調に山を下りて街中に入っていった。




みるくはしばし無言で、昨日坊主の背中に捕まって見た街への景色を物憂げにみつめていた。




「うーん。どうする?学校で必要な物どこで揃える?」



「あの学校ちょっと変わってるから、制服もスクールバッグも指定されてないんだよね。」



「そう言えば、お前も俺と同じ学校だったよな。」



ジローとナツキの会話にみるくはハッとして、

「ナツキちゃんも同じ学校なの!?」



ナツキはチラチラ左右を確認しながら、

「そうだよ。うちは一年先輩ってことになるな。」




すると、ジローがあっと大きな声を出した。

「文房具屋があった!」


「ビビった!いきなり大きな声出さないでよ。」

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