第100話

すると、タケルがひょっこり顔を出した。


「二人で、オレを取り合ってるの?」




「げ!!」





「あ…違うみたいだな。」


タケルは抱きしめ合うナツキとみるくをじっと見て。



「もしかしてナツキがオレのライバル?」



ナツキの顔は赤くなった。



「あんたがあんまり信用ならないから、みるくに忠告してたんだよ!」




「えー、信用ならないってどういうことよ?オレはみるくちゃんを置き去りにしてどっかに行ったりしないぜ。」



「そういうことじゃないの。あんたがケダモノだから心配だって話だよ。」



みるくは笑顔を造って、ナツキの肩を撫でた。



「ナツキちゃん、みるくは大丈夫だから、心配しないで行って。」



「そう?じゃあ行くけど、タケルに何かされそうになったら金蹴りでもカマしてやるんだよ。」



「うん。みるくは一人で大丈夫。(でも、金蹴りってなんだろう?)」



「金蹴り…されちゃ敵わんな。」


タケルは頭を掻いた。

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