第60話

「お互い、ワルですなぁ。」



坊主はハハハッと乾いた声で笑い。


「因果な商売です。」




みるくはとてつもなく嫌な予感がしていた。肩の震えが止まらず、堪えるように拳をにぎった。




「それで、紹介料なんですが、よろしくお願いしますよ。」




「えぇ。判っとります。こんだけの上玉ですし。」




坊主はみるくの顔を見て言った。


「言わなくても判ってると思うけど、紹介料とあなたの払わなきゃならない百万は別物ですからね。まぁ、あなたなら一日もあれば稼げるかもしれませんけど。せいぜい頑張ってください。」



坊主はそう言うと無表情で部屋を去って行った。







みるくは男と部屋で二人きりにさせられ。


「さて、それじゃあこの仕事について説明しなきゃねぇ。でも、口でどうこう言うより実際にやってみたほうが解りがいいだろう。」



男は鼻息荒くみるくに詰め寄ると、みるくのセーラー服のスカートをめくった。



「イヤー!」


すると、男は脂ぎった汗をハンカチで拭い、ゴクリッと唾を飲んだ。



「ウブな顔して随分淫らじゃないか。パンツを履いてないじゃないか。こりゃあいかんなぁ。」

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