第39話

「昔みたいに、みるくのお乳を飲んで。」



まさか、出るわけでもあるまいし。


ジローは手に触れる柔らかな膨らみを揉んだ。


すると、揉んだ乳房の乳首から白い液体が飛び出したのだ。



「あん…」


みるくが吐息を漏らす。

「ウソだろ!?」

いや、それを言ったらコイツの存在自体が…。



「ジローくん、お願い。みるくのお乳吸い出して…いっぱいで苦しいの。」



「い、いや、でも…」



「ジローくん。みるくを助けて…」



たじろぐジローにかまうことなく、腫れた痛みで苦しいみるくは、ジローの口元に乳首を運んだ。



唇に乳の先が付いてしまう。


ジローは顔をそらした。


「こ、こういう事には、順番ってものがあるだろう。」


真っ赤な顔でそう言い放つと、ジローはみるくを避けるように部屋から走り去った。

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