P.9
《覚えていますか?》
黒い紙に白い文字が一文だけ浮かぶ。
「はぁ?」
「何?どうした?」
「あ、達也!なんかちょー変な手紙」
「なんだこれ?お前のストーカーか?」
「やめてよ、そんなのいないし!てか、きもっ!てか、達也の元カノとかからの嫌がらせだったりしてー」
「俺モテるからなー」
「うわっ、うざっ!死ねばいいのに」
「ひでーな。俺死んじゃったらどうすんの?」
「えー、そしたらあたしも一緒に死ぬぅー。とわもねー」
「バカじゃねぇの?」
「だって達也いないと生きていけないもん!」
「俺も。…今日仕事行きたくねーな」
「休んじゃえば?」
「それいいね」
不気味な黒い紙はひらひらと落ちていくーー…
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