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そんなどうでもいい話をしていると、
「総長!!炎雷が今こっちに向かってるそうです!!」
と、男が焦ったように近づいてくると、そう早口で告げた。
「は?まだ連絡してねぇぞ?」
さっきまでの上機嫌な表情から一転、眉間にしわを寄せる総長さん。
「拉致っているところを見られたみたいっす」
「くそっ、あの馬鹿どもが。全員、戦闘体勢につけ!!」
「はい!!」
さすが炎雷とでも言うべきだろうか?
やることが早い。
こんな短時間じゃ腫れもひかないだろうな…。
氷を持つ手に思わず力が入る。
どうしようかと考える暇もなく、無数のバイクの轟音が響き、わぁーっと表が一気に騒がしくなった。
炎雷の到着だ。
「おー、いよいよ炎雷のおでましか」
そう言う総長さんは、どこか余裕そう。
炎雷は強いと聞いているけれど、ここのチームも匹敵するくらい強いのだろうか?
バイクの轟音がおさまると、一気静かになり、緊張が張り詰める。
「南里ちゃん!!大丈夫?!」
雅人の焦ったような声が届いた。
総長様はじっと私の隣にいる総長さんを睨みつけていた。
「行くぞ」
一斉に喧嘩が始まる。
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