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「あの…今日はもう帰りたいんですけど」
まずは一応言ってみることにした。
やることないし、暇だし。何よりひとりになりたい。
「え?何か用事でもあるの?」
携帯を見ていた顔を上げ、私の方を見て聞いてくれる雅人。
「えーと…」
「ダメだ」
それで帰れるなら用事があることにしちゃおうかと思っている最中、総長様に雑誌に目を向けたままあっさりと却下された。
まぁー、予想はしてたからいいんだけどね。
一応言ってみただけだし。
「暇なんですけど」
「だったら寝てろ」
「ここで寝てもいいんですか?」
「あぁ、好きにしろ」
「それなら…」と、そのお言葉に甘えてさっそく寝ることにした。
予想通り、質のいいソファーは肌触りもいいし、硬さも弾力もちょうどよくて、寝やすそうだ。
私はそっと目を閉じた。
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