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「あの…、私はここで何をすればいいんですか?」
どっちに聞こうか迷ったけど、話しやすい雅人に聞いてみた。
「え?あー好きにしてていいよ」
もうすっかりくつろぐ姿勢になりながら、そう答えた。
『好きに』って…やっぱり抽象的な内容に、一応辺りをを見渡してみたが、特に興味があるものは見つからなかった。
何もすることがないなら、もう家に帰りたい。
と言っても、家にも何にもないんだけど…。
それなら、こことあんまり変わらないのか…?
あの簡素な部屋を思い出すと、むしろここの方が物が充実している気さえする。
私、いつも何してるんだろう?
家にいれば掃除とか洗濯とかもやるけど、毎日じゃないし、それ以外は――
くだらないこと考えたり、ふらふら歩道橋とかに出歩いたり、あとは寝るか…か。
出歩くなんて絶対許してくれなそうだし、あとやることなんて一つしかないじゃないか。
でもその前に…
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