P.68

正直、今は狙われることよりも、女子のゴタゴタに巻き込まれる可能性の方にうんざりしている。


いつまでバレないでいられるだろうか。



少なくとも、今日のことで校内での‘炎雷の姫’探しが始まる気はするけど。




‘炎雷の姫’が誰を指してるのか、何を指しているのかはわからない。


どういう位置づけで、どんな役割があるのかもわからない。


でも、‘炎雷の’というくらいだから、炎雷の関係者であることには違いないだろう。



それならやっぱり私は関係ない。



無関係の私が、なんでここにいるんだろう。


狙われるとしても、自業自得なんだからほっておけばいいのに。




そう思って、連れてきた張本人に目を向ければ、何かの雑誌をペラペラとめくっていた。



さっきまでしゃべっていた雅人も、なにやら携帯をいじっている様子。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る