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第1話

私の名前。そんなもの忘れた。

おまえはいらない、おまえなんていらないと言われ続ける。

いうのは母と義父だ。

「おはようございます」と言っても言葉が帰ってこない。

家を出た私は公園で過ごす。私は中学生になるのだが小学校の時から学校には行ってない。なんでかって母と義父は私に無関心なのだ。

だから学校に行けとかは言われない。公園では空に旅立つ鳥を見てる。「自由なのはいいな」と思うけど、私は自殺をしようという勇気がないし、生きることしかできないのだ。帰ったら玄関で機嫌の悪い義父と出くわした。

「こい」といい私の身体を押さえつけてきた。そして義父は私の嫌いな煙草に火をつけて吸い、私の身体に押し付けてきたのだ。

私は言葉にならないほど痛いことを受け続けた。

私を物置に閉じ込めてカギをかけた。

もちろん今日の夕食はないということだろう。多分今日はすき焼きなんだろうなと思う私。そう私がもの置きに閉じ込めてるときはごちそうの可能性がある。

痛いし苦しい。そして寂しい。そんな思いはどこかに行く。

私は両親が離婚して、親権が母親になっただけで、父はちゃんといる。兄は父が親権を持ってるため父と暮らしてる。

父には会ってない。向こうは会いたいと思ってるのかな?

そんなある日の事だった。救いの手が来たのは。

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