第2話

雀が鳴く声が聞こえる。



もう朝なんだ?全然寝た気がしないよ…。




そっと開けた目に朝の光が差し込んで、私は眩しさに思わず目を細めた。




そろそろ起きないと学校に遅刻しちゃう。



そう、わかっているけど……。




寝心地のいい布団の感触が気持ちよくて、一度起き上がった体を再び布団に沈めた。



睡魔に襲われて、目は覚めるどころか再び重くなっていく。




あと、5分だけなら寝ても大丈夫かな?



あぁ、でも、二度寝なんかしてたら起きられなくなりそう……。



うん。起きよーっと。




起きることを決めた私はベッドからゆっくりと這い出た。



大きく背伸びをして、朝の新鮮な空気を肺いっぱいに吸い込む。




窓から差し込む太陽の光りがキラキラと輝いてて、凄く気持ちいい。




朝日を浴びて完全に目が覚めた私は、部屋を出てリビングに向かった。

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