第65話

和香に接近すると、なんのことかわからない風をしたので、幸人君を呼んだ。すると車いすで来た彼に彼女はこういった。弘紀と別れてよというのだ。するとふーん。僕は弘紀と婚約破棄したと聞いたけど、弘紀が一方的だったのかなと証拠をみせた。その証拠には和香のお父さんと和香が婚約破棄を申し込む書類を弘紀君にハンコをつかせてる証拠だった。そしてその弁護士と接近したわしはこういった。若様のお父様に破棄した理由を聞いてみました。すると、この青年が不憫に思ったといっておいででしてね。お知り合いとはいえ、この結婚をさせるのは私はちょっと和香にもかわいそうだというのだというんです。なぜかってのは、弘紀さんは全然あなたの事を何とも思ってないらしいですよというのだ。弘紀は君のために婚約破棄をしたんだよ。弘紀は自分は本当は幸せになってはいけないんだといったことがあったんだよ。でもね。それは違うのではないと僕が言ったんだけどね。そうそう君の初恋の人調べさせてもらったんだ。どう、この人だよね。合ってるというと、彼女は叫んだ。沖野君って。そして彼女は泣いた。そう彼女はこの沖野という男性と将来誓いたかったんだ。でもお父さんとの約束で別れさせられたんだ。そう一番の原因は弘紀の祖父だった。祖父は弘紀に女性と一緒にならせたかったんだ。だから紹介させたんだね。その時だった。彼女の前に現れた男性。それは沖野君だった。

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