第39話

校長先生にこの度は申し訳ありませんというと、びっくりしたが福井さんも理由があったみたいだし、ご両親からは警察には被害は出さないと行っておいでてます。大友先生には今後、生徒の相談指導に努めていただきます。これが今回の処分ですというと私は大友先生にこういわれた。そんな処分が処分になるんですかと言われたが、ええーというと、それと福井さんに書かせた反省文を少し拝見したいと思っています。いいですねと言った私に大友先生ははいといい渡した。

これは、すごいですね。というと、俺は頷いた。

大友先生は体育以外は全部を教えられるが、体育もボッチャならということで生徒と遊びでされてる。彼の自分を先生と呼ばせないという指導方法は彼独自のユニークな方法は私たちの学校の今の教育法にはいいのかもしれない。彼を面接していた時に思ったことだ。

福井さんと来た彼に私はお茶に口をつけるようにと言ったら、僕この高価なコップ落として割りそうなので、福井さんに手伝ってもらっていいですかというので、高価なカップってなんでそうなるとおもったが、いいですよというと、福井さんが手伝うと彼は福井さんにありがとうございますと伝えた。そんな福井さんはにこりと笑って大友先生のお手伝いをさせてもらってありがとうございますという二人の姿には私はびっくりしたもんだ。そんな大友先生に聞きたいことがあったので聞いてみた。どんな感じで教育したいですかとじゃあ彼はこういった。僕は生徒の良さを引き出してあげたい。それと手伝ってくれるのを当たり前にしないようにしたいと思っています。僕にはできないことも多いかもしれませんが、学ぶ生徒には障がい者としてではなく一人の人間として大友幸人として接してほしいです。というのだ。

僕は彼らに学んでほしいのではなく、彼らから学びたいといったのが彼の採用理由だった。

そして福井さんもこういったのだった。彼は俺の幼馴染のヒーローなんですよというと、俺はこの大友幸人という人間が好きです。普段は何かと抜けていますが、彼は自然体ですという。

ああーこの二人にしようと思ったのは間違いじゃなかったと思った。

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