第27話

福井さんと呼ばれて振り返ってみる。すると校長先生だ。

おはようございますというと、福井さん。ちょっと大友先生の緊急会議で、ある生徒を大友先生にどうしてもお願いしたいと思って引き受けていただくようになりました。転校生の黒後昴くんという生徒なんですが、態度に問題がありまして、学校を追放されたんです。大友先生のクラスメイトは大友先生には最初戸惑ったと聞きましたが、昴君には大友先生が必要な気がしまして。どうぞお願いしますといった校長先生。黒後という転校生は問題児だそうだけど、なんで幸引き受けたんだよと思ったが、まあなにかあれば俺もいるからなと思った。喧嘩は負けねえ。俺は一時期暴走族のメンバーだったこともあるしね。

まあ幸を守るためなら俺は負けねえと思った。

そして転校初日。彼は来た。黒後昴だ。よろしくというとこいつ態度悪いわ。と思ったが、幸は大友ですと目線を合わせて話した。こいつはお前が先行なの。うん。そうだよ。というとビビらせているが、あれ幸はビビってない。どうしてだ。と思ったが、約束してほしいんだ。もし衝動を抑えきれないのならクラスを出て行ってもいいけど、人を傷つけないようにしてね。という幸。そうか幸は生徒が一番傷つくのが嫌なんだと思う。黒後も生徒だから傷つけたくないんだなと思った。すると黒後は俺にこういった。あんた誰というと幸が福井さん僕の補助をしてくれる人だよ。というと紹介された俺に福井さんって伝説の龍のメンバーかよというのだ。幸は有名人なんだねというと俺は幸にお前のほうがなというと、もしこの大友先生の授業妨害したら俺がお前を殺すからな。覚悟しておけよと言った。福井さん怖いという幸。お前なあ。と思うが、俺は幸に近づいて、もし俺の連れに何かすることがあったらお前をぶっ殺すと宣言した俺に、はいという黒後、俺はどんなことがあっても幸を守ると誓った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る