第15話
タモさんと呼ばれて振り向いた先には敬と涼ちゃんがいた。これから俺の母の所にあいさつに行くのだ。
実家に入った俺はお母さんは涼ちゃんをみて、「保あんた見る目あるね。」というと嬉しそうにしていた。涼ちゃんは「こんにちわ。タモツさんとお付き合いしています森山涼です。」というと敬がこういった。
「綺麗ちゃんだ」と。涼ちゃんは敬の事をフォローした。
「多分タモツさんのお母さん、本当に綺麗な人だから綺麗ちゃんって呼んでるんです。すみません。」というと、「いいのよ。謝らなくて。そうか綺麗って私。うれしい」と喜ぶお袋。「綺麗ちゃんが僕のおばあちゃんになってくれるならうれしいな」というので「俺は敬のお父さんかよ」というと、」タモさんはタモさんだけどお父さんと呼べと言われるならそうするよ」というので、「俺はこれからもタモさんでいいよ」というと。敬は「うん」というのだ。
涼ちゃんはお母さんに敬馴染んだねというので、俺はああーというと、嬉しそうに笑った。その笑顔に母さんもタジタジという感じ。
そして諒ちゃんがこういった。「お母さん。もし私お母さんの世話しないといけないのだったら仕事辞めます。」というのだ。「お母さんは私の世話は大丈夫ですよ。琴さんが来てくれるしそれに自分の事は自分で出来るのだから」といった琴さんはお母さんに漬物を習ってる近所の嫁さんだ。「だけど敬がやめてというなら辞めなさい」というと敬がこういった。二人とも仕事してよというのだ。なんでだと思ってると、「僕さ。幼稚園に友達いるから幼稚園行きたいもん。仕事してほしいな」というのだ。敬は涼ちゃんが仕事しないと家で敬のお父さんの事を思い出してしまうことで悲しくなることをわかってるんだなとおもった。「ああーわかった。敬が望むなら頑張ってして早く帰れるようにするから」という俺たちであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。