五章
悪夢
第23話
最近、一人で寝るようになった。
でも最近、あまり寝てないような気がする。
母の夢を見る。
母が私を売ろうとしている夢。
やめてーというと起きて、また続きを見る。
今度は、気持ち悪い男たちが私の身体にいろいろしてくる。
逃げようとするけど、足に鎖、手には革製のわっかでベットに縛られているため、動こうとしてもできない。ツバキ助けてというと、そこで目が覚める。
毎晩同じ夢を何回も見る。
これが現実にならないことを祈った。
そんなある日の事、心配したツバキが私に聞いてくる。
「なあ。お前最近、やつれてるような気がするけど大丈夫か」
私は「心配ないよ」っと言ったけどツバキが「俺があの時襲おうとしたせいか」と言ってきたので、「それはないよ」といった。「今日からお前俺と寝るか。安心しろ襲う事はしない」
そういうと抱きしめてきた。
そして強制的に手をつないで寝る。
「なんでこうなったんだろう」と後悔する私を知る余地もなく、ツバキは私と寝る。
この日は、怖い夢を見ずに寝れた。
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