第25話

すみれは今日から自分の部屋に寝るというのだ。大丈夫かなと思ったが、最近お年頃みたいだった。そっかというと俺はその日一人で眠ることになる。ああー眠れない。すみれを抱いて寝ていたのになと思うが、すみれもいずれはいなくなるんだろう。私から離れて他の男と結婚してしまうだろうとおもった。そして私は自分の容姿を自覚しているため溜息をついた。久しぶりにお酒を呑んで寝ようとリビングに向かう。そしておじさんという声に反応した。眠れないのかいと聞くと頷いた。そして私もなんだよ。なんでだろうねというと、私おじさんの胸に抱いてもらうと安心して眠れるの。でもおじさんのシーツを汚したらと思うと一緒に寝られなくて。というのだ。すみれは多分恥ずかしさを最近覚えたのだろう。私は男だがこいつにとってはただのおじさんだしな。そういえばと思って聞いてみる。すみれは私のこと汚いとか思ってないのかいというとすみれは、そんなことないよ。おじさんはいい香りがするんだもんというと、そっか。じゃあ私と寝ようというおじさん。ありがとうというと、いつものように抱きしめて寝るのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る