第10話
すみれは私に多分こう言いたかったのだろう。自分がいても迷惑ではないのかと。私はなんとなく気が付いた。でもこれから勉強して行くと思うが、私は決して迷惑とか思わない。すみれがまだ名前がなかった時、すみれとの出会いで私は君を育ててあげたいと思った。すみれは私をおじさんと呼ぶが実は今年で25歳。どうみても言葉もそうだが、老け顔でそう見えてるんだろう。すみれの歳は多分、15歳ぐらいだと思うのだ。どうしてそう思うのだろうかって、すみれは幼いかもしれないがとても小学生だとは思えない大人びいた感じがあるのである。私がなぜすみれと名をつけたかは、家にあったパンジーに気が付いたのが始まりではない。すみれにしようと思ってたのはうちの母は昔、私が女の子だったらすみれにしたかったわ。と言ってたことがある。なぜと思ったがそれはすみれの花言葉にある「小さな幸せ」という意味がある。すみれは幸せということの意味がきちんと分かってる。まわりを幸せにすることが出来るという意味を込めてすみれという名前をつけた。
今日は発見をしたが、この子ははじめての経験なんだなと思った。
あの街にどうしていったかというと、あの街は老人が多い姥捨て街と呼ばれてるが、治安もあまりよくない。昔は強奪も多い荒い街だと有名で、私が母によく隣の町には行ってはいけないと言われていた。
私はそれを大人になるまで守り行かなかった。そんなある日あの街にはスーパーマーケットが無く生活も不便なことを知り行くことにした。俺は実は会社を経営してるのだ。事業は不動産や店舗を作ることだ。そう俺は社長である。従業員も数百人抱えてる。確かに大変なこともあるが、業績もよく、今では一流企業と肩をならべるほどだ。あのショッピングモールも実は俺の所有物になるのだ。金は腐るほどあるが、女性が寄ってこないのはこの老け顔のせいなのだ。(すまんのー。老け顔で)アハハ。
あの時、俺がすみれと出会ったことは運命だ。
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