俺、師匠さんの分も頑張るよ
第11話
SIDE満
俺は寝るときに思う。
師匠さんと会う事がなかったら、俺ほかの所に売られてたんだなと。そしたら俺、やっぱりどうなってたかなと思う。
あのまま警察から逃げてたかな。そして俺を買った奴に命令されてまたどこかで罪を働いてたかもしれないと思った。
俺の運命だったのかな。お師匠さんとあったことはそう思った。
そして俺はこれから生きてる間になにか恩返しをと思い、翌朝俺はお師匠さんを驚かそうとご飯を早起きして作った。包丁はこう使えば大丈夫と使った。フレンチトーストを焼くんだと思いパンに焼き色を付けてた時だった。俺恐いやっぱ無理と思い、お師匠さんが起きてきて火を消したお師匠さんに謝った。
すみません。俺、お師匠さんのために作ってたんですが、やっぱり怖いんです。火を使うのがいう俺にお師匠さんは怒らずに、見事に真っ黒になったフレンチトーストをみて、満まっくろになりましたね。外したら食べれますよといい、食べてくれてるお師匠さん。
パンはどうやって切ったんですかと聞かれると、赤いものを想像しないようにしたんです。といい、そうですか。でもまだ恐かったですねといい、お師匠さんに気づかれないことを祈ったのに、なんだってお師匠さんはわかってしまうんだなと思う俺。
満、あなたは無理をしていますね。後でカウンセリングを受けましょうねと言われる俺。
そして俺はお師匠さんにお師匠さんの分も頑張りたいといったのに、それはうれしいんですが、私の分も頑張ろうなんて思わなくていいんです。あなたはこの仕事をもう覚えているんですよといい、安心させてくれた。
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